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緩和ケア病棟よりご挨拶

当院のホームページへようこそ

 愛情と笑顔に満ちて、慈愛のようにみなさんを支えてくれるスタッフを代表してご挨拶をさせていただきます。緩和ケア科にて勤務しております医長の森永です。
 緩和ケア病棟は終の住処ではありません。みなさんの抱えてこられた身体の痛み、きつさ、辛さなどの悪性疾患に起因した症状を少しでも軽く、あるいは小さくしていきたいと思っております。そして症状が改善してご自宅での生活を希望されるのであれば、いつでもご自宅に戻っていただけるように、あらゆる可能性を求めていきたいと思っております。大海に漕ぎ出たヨットが嵐を避けるために避難できるヨットハーバーのような場所だとお考え下さい。
 患者さんおひとりおひとりが主人公です。そして、患者さんをこれまで支えてこられたご家族、ご親族も同じように主人公だと思っております。
 わたくしたちは、患者さんとその周りで支えてこられた方々に少しでも笑顔が戻りますよう、少しでもお疲れが取れますように、祈りながらお世話をさせていただきたいと思っております。
 ご家族、ご親族の方へ当病棟に入院されてからお願いしたいことがあります。できるだけ面会していただきたいと切に願っております。夜間ご本人が眠りにつかれてからは、スタッフがご家族に代わって、患者さんがつらくても、寂しくても傍にいます。ですから寂しさをできるだけ感じないでください。
 緩和ケア病棟のスタッフは全員がみなさんの応援団であり、ファミリーに準じた存在でありたいと願っております。

わたくしたちへのご褒美は、患者さんとご家族から”この病院に来てよかった”と言っていただくこと、感じていただくことです。困ったことがあったら、いつでもお声がけ下さい。

西福岡病院 緩和ケア科
森永真史(医長)、友岡眞樹